壮大な自分語りと続サクナヒメ感想

途中まで小賢しい感じなんだけど、

最後の方で感情が爆発してしまった。

　感想1の方でも書いたけれど、サクナヒメは本当に忙しいゲームだ。

　忙しいと感じるのは、やれることの選択肢が多いからだと思う。プレイヤーは、稲作に興じて田んぼに張り付くこともできるし、肉食のために狩ばかりをやっていたってきっとストーリーは進行できるだろう。

　この選択肢の多さが幸せだ。ストーリーの進路が決まっていてもそこに向かう方法をある程度選ばせてもらえる。しかし絶妙に不親切、不便なので、自分で調べなくてはいい結果はついてこない。

（インタビューを読む限り「不便」はこのゲームにおいてすごく重要なテーマなのだと思う。あえて不便を設定している箇所があると言っていた）

　不便といえば、ゲーム中の農作業は正直に言って、面倒臭い。骨が折れる。めんどくさくて疲れて喧嘩をしてしまうから田植え唄があると田右衛門も言っていた。いわんや現実の農作業をや、、（反語）

　しかし面倒臭いからと言って単調ではない。稲が生き物すぎてどのように育つかが読めなさすぎるために、だ。天候は毎年違う。降雨量に応じてやらねばならぬことが変化する。

　春夏秋冬の恵みの力を借りて生きていく生活はものすごく尊い。

　常に動植物がそばにいる。動物の力を借りたり、命を刈り取ったりしながら生きていく。当たり前の生殺与奪と、少しばかりの助け合い。きちんと地球の生態系のサイクルにきちんと人間が組み込まれていることの心強さを感じる。とても地に足がついている。あと犬が可愛い。犬は最高だ。もふもふで邪気がない。（思いっきりの脱線）

　総じて、めんどくさくて疲れて、頭を使わないと良い仕事ができないから「やりがいがある」ということに繋がっていくのかもしれない。

　稲作は必ず失敗する。もう絶対と言っていいほどに。稲が聞いたこともない謎の病気にかかる。なんだこれは、対処法も分からなければ、原因もわからない。

情報にどうにかしてアクセスすると「絶対に次は失敗したくない！」と感じる。

　これを10年繰り返す。

不思議なことに何をやればいいかわかってくる。

　苦心して工夫を凝らした末に　良い稲が育つと、言い様のしれぬ充足感が得られる。

酒がうまい。犬が可愛い。これはマジの情報なので私を信用して欲しい。

＊　＊　＊

人の一生は、以下の四つの仕事をどう組み合わせるか自分で時間割を作ってみる事だと、教えてくれた人がいた。

（果たしてこの話がきちんと冒頭に繋がっていくか書き出しから不安になってきた。どこにも着地しなかったらごめんなさい）

1　仕事（生業、稼ぐための仕事）

2　家事（親戚関係の雑事も含む）

3　私ごと（趣味など）

4　社会ごと（地域や社会のために働く仕事）

（ここ読まなくていいです↓）

　都会のオフィスワーカーは9時ー17時で稼ぎの仕事をして、帰って家事をして、週末に私ごとをしている人が多いのではないだろうか。主婦の方は、家事に割く時間が多くなる。プロゲーマーは仕事と私事の接地面積が広い仕事と言える。そういう仕事があるかわからないけれど、家事が稼ぎの仕事になっている人や（料理研究家とか？）社会ごとがテーマの仕事（公務員、研究員など？）多様な仕事がありそう、詳しくないのでうまくかけない。（プロ奢られや〜とか、レンタル何もしない人とか、特例の人は何にも当てはまらなさそう）

すごく当たり前のことなのだけれど、「時間は人生そのもの」で、

何を習慣としているか

何に価値を感じて時間を投じているか

を無意識に各々が判断して、時間配分しているのだと思う。

ここから個人的な話なのだけれど、どうも

自分はそれぞれをやっている時の自分の人格が乖離していると思う。

簡潔にいうと、仕事とそれ以外の時の性格が、オンオフの切り替わりが激しすぎる。

この間、前の仕事で知り合った友達にも指摘された。

「すごくクールで合理的だと思ってたから俗っぽい趣味があるのが意外」と。

そして、なんか自覚症状があるぶん、地に足がつかない。

家にいる時、趣味をやっている時の自分と

仕事している時の自分が全く地続きになっていないために

常に罪悪感を抱えながら趣味をやっているような気がする。

めちゃくちゃ話が脱線したのだけれど、だんだん言いたいことが見えてきた。（やっぱり言いたいことに全然関係なかったけれど書いちゃったからもったいないし載せた）

このゲームはお百姓さんという仕事の擬似体験なのだけれど、上にあげた四つ。つまり、稼ぎ、家事、私事（唄や祭り）、社会事が全て田んぼから派生して、数珠つなぎになっている気がする。

いいな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ってなった。

自分で作ったこめで作る米と酒ゼッテーーーーーうまいもん！！！！

コメ作ってたら地域の人と助けあわなきゃやってられんから、

仲良くなるやん、ええなあ。、。。。

そんな暮らしを謳った唄、いいんだわ・・・・・・・・

（紅白でてくれ。関ジャムで取り上げられてバズって全人類聞くべき曲なんだっっっっ）

後、最初の方でも言ったけど、やることなすこと、ぜーーーーーーんぶ

全部全部ゼーーーーんぶ天気に左右されるし、動植物の影響やばい。

いいなーーーーーーーーー！！！！！

どうせ煩わされるんだったらおっさん上司の機嫌とかじゃなくて

お天道様のほうが百万倍いいヤーーーーーん

もう文体死んだ。

羨ましすぎる、こういう生活したい、やっぱりしたくない。

ここではないどこかに帰りたいもん、地に足ついていたい。

ラピュタでもシータが「どんなに恐ろしい武器を持っても（中略）土から離れては生きられないのよ。」って言ってた。

土に還りたい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！！！！！！！

（一応断っておくと、日の出と共に仕事をやり始めるようなライフスタイルは私には不適合・不可能なのでやろうとは思っていない）

なんか、上の方で書いてたどう時間を使うかっていうのもうなんか小賢しいじゃん！！！！

現代人の忙しさ、なんか小難しくて小賢しい！汗かきたい！！！！

汗をかけ、米を食え、愛しいややとよめごと生きろ！

忙しくてもHAPPY！

っていうのに帰りたい！！！！生き物と自然と暮らす！！！！！

そういうことに時間を使っていかなくてはいけないんじゃないんですか！？？？ ↑長々書いたけど結論この一行でよくない？？？？？？？

これ多分ホウエンのことが好きな理由と一緒だ〜〜〜〜

（完）